ものづくりびとをたずねて 〈7月5日~29日〉 ~その③ (島根県松江市玉湯町布志名)布志名・舩木窯~
2013年 06月 27日
宍道湖と一本の桜の木を切り抜いた大きな窓。この贅沢な応接間でお話をうかがいました。
布志名舩木窯は、この宍道湖のすぐそばに、弘化2(1845)年に分家してできた窯で、現在は、6代目の舩木伸児さんが作家としてご活躍されています。
6代目というと、いかにも重厚な感じを受けますが、舩木さんの作品は、軽やかで、都会的です。
4代目にあたるおじい様の代から大原孫三郎や、柳宗悦、バーナード・リーチらとの出会いがあり、作家としての作品作りをされていて、4代目、5代目、現在の6代目と、それぞれの作風なのだそうです。
バーナードリーチがもたらした、スリップウェアという英国の伝統的技法。
地元の来待石(きまちいし・砂岩)から作る伝統的な黄釉。
6代目という素地と環境。
それをさらりとした作品にされている舩木さん。
やっぱり作品は、作り手を映すのだと改めておもいました。
伝統と個。
とにかく、実物を見てくださいね。
ものづくりびとをたずねて ~鳥取・島根~
陶芸、染め、織り、木工、和紙、ガラス、山陰の11人のものづくりをする人々を訪ねました。
7月5日(金)~29日(月)
カフェギャラリー結
open;金・土・日・月 10:00~17:00
0791-63-2183
by 83yui | 2013-06-27 20:23